偽物語<上> 感想

偽物語(上) 感想

化物語の後日談にあたる偽物語<上>。
個人的にはメチャクチャ好きな巻。

会話メインのシリーズの方が好きなので偽物語はメチャ好き。
話の流れというか物語を簡略化すると

貝木が来訪、中学生相手に詐欺を働く

ファイヤーシスターズが羽川の力を借りて貝木と衝突、
火憐が貝木によって蜂の怪異に刺される

一方、阿良々木も貝木と遭遇。戦場ヶ原によって拉致監禁

戦場ヶ原は過去との決着のため、阿良々木は妹と戦場ヶ原のため、
貝木と話をつけにいく。

凄まじく簡単に言うとこんな感じのストーリー。
会話劇+戦場ヶ原の過去との決着、忍との和解、
そして火憐が奮闘する物語。

物語シリーズでも1,2を争うぐらい会話が多い巻です。
なのでストーリーの感想より会話劇の感想になってしまうという・・・
とにかく会話劇は相変わらずの面白さ。

ガハラさんは心なしか毒舌がパワーアップ。
八九寺との絡みは相変わらず。
千石の積極的(奇行?)な部分が見られて
神原の運勝負の弱さが明らかになり、
羽川はイメチェンしたけど根底は変わらず。
忍との和解、火憐とのバトル。

馬鹿な掛け合いが多くて「とにかく会話劇の面白い小説」という感じです。
化・傷とはまた違ったテイストになってます。

この物語は本物と偽物にまつわる話ですが
私は貝木の存在は考えさせられました。
ファイヤーシスターズが偽物かどうかの定義は人それぞれでしょうし。
火憐の葛藤もわかるし暦が火憐を偽物と言う理由も理解できる。

対して貝木は究極の偽物。
やってる事が小物な悪党って基本的に自分の悪について
「開き直る」か「正当化する」のどっちかが多いと思うんですが
貝木は自分が小物と認めていてそれを貫いている。

偽物の中の偽物。

ある意味カッコイイと思ってしまった。

詐欺行為をしているから共感を得られないかもしれませんが
貝木の生き方って凄まじいと思います。

褒められない生き方を貫く。
いや、詐欺行為肯定してる訳ではないですけどね。
でも単純に詐欺行為でなければ誰もが憧れる生き方だと思います。

とにかく、偽物語(上)は会話劇の面白い小説でした。
周囲に人がいる場所で読んだらヤバいと思います。
そんな訳で偽物語の感想をまとめると

楽しかった!

以上!

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