傷物語 感想

傷物語 感想

阿良々木の春休みのストーリー。
吸血鬼になった経緯とその結末の物語です。
それではネタバレ含みつつ感想です。

阿良々木はやっぱり優しすぎるんでしょうね、感情で動くというか。
それが結果としてバッドエンドに繋がるわけですが。

自殺志願にも関わらず助けを求めてしまったキスショット。
それを見捨てる事が出来ずに助けてしまった阿良々木。

作中にもあるように、正義の観念なんて人それぞれですが
阿良々木の「死にかけている存在」を助けた行為は
別に悪い行動ではないと思います。
助けた存在が「吸血鬼」だったから、「人間の敵」を助けたから
あそこまで苦悩するハメになった訳ですが。

人間からすれば吸血鬼は敵、吸血鬼からすれば人間は食料。
人間に戻ろうとした結果のヴァンパイア・ハンターとの対決は
彼らからすれば人間側の正義ですし。
人間に戻ろうとした結果、人間の敵を蘇らせたのが自分
っていう現実はそりゃ死にたくもなりますよ。

この物語で一番報われないのはキスショット。
結局は阿良々木のエゴを押し付けられた形ですし。
最終的な彼女の望みは一切叶ってませんから。

阿良々木のエゴで始まり、エゴで終わる物語。
バトル要素、エロ要素、ストーリー要素と凄まじく濃い内容。
エロ要素をあんだけ含んでシリアスに出来るってのも凄いですが。

笑い要素は少ないですが、綺麗にストーリーがまとまっていて
非常に楽しんで読めました。

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  1. 2011年 10月7日